愛知県蒲郡市にある保育園mp建て替え計画プロポーザル作品です。
私たちは、こどもたちが過ごす日々の生活の中で新しい発見や出会いが溢れる「みち」のような保育園を提案しました。
「保育室」「遊戯室」「事務室」といった「目的」ごとに区画された「部屋」同士を「廊下」が効率的につなぐように計画されています。
私たちは、これらの「部屋」と「廊下」の関係を見直し、あいだに「コア(=小屋)」を設ける計画としました。
「コヤ」は、こどもたちの様々な活動を受け入れる中間領域として、大屋根を支える構造の骨格として、自然環境と室内環境を整える環境装置として機能します。この蒲郡大塚地区の豊かな自然環境にある保育園から、未来を担うこどもたちが歩みはじめる「みち」は、誰かに与えらえれた「目的から求められるみち」ではなく、自らの好奇心で切り開いた先にうまれてくる「プロセスとしてのみち」を歩んでいく姿を思い描きました。
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