国内有数の豪雪地帯としても知られる新潟県⼗⽇町市が主催した住宅の設計コンテスト作品です。
⼗⽇町市で広く普及している「⾼床式」住宅の背景や歴史を徹底的にリサーチし、利点や改善点を洗い出すことにより、新しい⼗⽇町でしかできない「⼆重円環式」の家を提案しました。
駐⾞場や物置といった閉鎖的で周囲の庭(⼤地)と切り離された空間を、最⼩限のRC造のコアと軒のように跳ね出す⽊造空間により、どこにいても庭(⼤地)とつながる開かれた建築環境を実現しています。環境・設備計画としても、季節に応じて温熱環境を調整できる仕組みをつくり、厳しい冬だけに焦点を当てるのではなく年間を通じて快適な環境をつくることを⽬指しています。
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